妊娠・出産の体験
私は、不妊治療の末にようやく奇跡的に子どもを授かることができました。
不妊治療通して学んだこと、それは自分の力を超えたどうしようもないことがあるということ。
もちろん、それまでの人生で傷つくことも夢敗れることもたくさんありました。
けれど、やっぱり乗り越えるのも、夢を叶えるのも自分がやるかやらないかの結果だと思ってきたところがありました。
そして、妊娠に至るまでの経過は、自分がどんなに努力しても無理なことがあるということに直面する日々でした。
それは、今思えば、自分中心の生き方から、自分とは違う時間を刻む生命を自分の中に宿し、その子と一緒に生きるということを自分が本当の意味で受け入れていけるかどうか、自分自身に問いかけるために私には必要な時間だったのだと思います。
妊娠すること、それは奇跡です。
そして、出産。
陣痛から出産までの間、不思議なもので痛みに抵抗しようと力を入れれば入れるほど痛みが強くなりました。
頭の中で、頑張ってお腹の中で赤ちゃんが生まれてこようとしている、その動きに合わせて出てきてねという気持ちで一緒に力を抜く。
そうするとなぜか痛みが和らぎました。
抵抗せずに、自然の動きに身を任せること。
妊娠・出産までの日々、私にとってそれは自分の意思ではコントロールできないものの存在の偉大さを知る日々だったような気がします。
ママになる妹へ
妊娠、出産おでとう。
本当によくがんばったね、お疲れ様。
不安なこと、心配なこと、たくさんあっただろうし、これからもそんなことの連続だと思う。
でも、きっときっと大丈夫。
生まれてきてくれた赤ちゃんが、あなたをお母さんにしてくれるから。
母親になること、それは本当に不思議な体験。
母親4年生の私も、今でも子育てで悩んだり試行錯誤の日々です。
困ったことがあったら一緒に考えていける仲間でいようね。
生まれてくる赤ちゃんへ
はじめまして、赤ちゃん。
パパもママも、おじいちゃんもおばあちゃんも、そしておじちゃん、おばちゃんたちも。
みんながあなたが元気に生まれてきてくれることを心待ちにしていました。
みんなみんなあなたの味方です。
(↑息子が描いていて、最初真ん中の赤ちゃんには手足がなく、おくるみの中にいる赤ちゃんっぽくて上手だなと思ってみていたら、いつの間に成長したのか結構な身長になってました。)
これから、どんな毎日が待っているのか楽しみだね。
カブトムシ大好きなお兄ちゃんとも仲良くしてあげてね。
もうすぐ会いに行きます。
どうかこの世界が、生まれてきた赤ちゃんにとって優しく温かい世界でありますように。
大好きな妹ママへ、お誕生日おめでとう。
今日は、長々と私的な文章を綴ってしまいました。すみません。