世界で最も美しい書店に選ばれた本屋さんで見つけた絵本。
以前にも、一度紹介したことがある「恵文社」というお気に入りの本屋さん。
先日、そこに行く機会があってお店の中を歩いて見て回っていました。
そのときに、恐竜が好きになりはじめた息子がじーっと見つめてその場を離れようとしなかった絵本を今日は紹介したいと思います。
絵本コーナーに置いてあったのですが、大人も楽しめる詩集でした。
ちなみに、恵文社さんの絵本コーナーには、どれもどこかオリジナリティのある美しい大人のための絵本たちが揃っています。
▼同じ本屋さんで買った息子と夫のTシャツ 紹介
もちろん、今回の絵本も買わずに図書館で予約して借りました。
時々、書店をのぞいていて気になる新刊の絵本がないか見るのも楽しいものです。
定番絵本はけっこう昔からリピートされて愛されてきている絵本が多く、どうしても新刊絵本の情報が少なくなります。
気になった絵本を書店で見つけたら、図書館の検索で予約ポチッとがおすすめです。
では、さっそく紹介したいと思います。
恐竜がいた
下田さんの恐竜の立体作品を見て、谷川さんが詩を書くからコラボしようと声をかけられたようです。
(以下の写真画像は全て、絵本『恐竜がいた』からお借りしています。)
下田さんの恐竜の作品がこれまたユニークです。
布のようなものを巻きつけて作った立体の恐竜たちです。
イラストとその立体の組み合わせでページが作られています。
いろんな恐竜たちが出て来るので、図鑑のように楽しむこともできます。
作品たちの間にはさまれているのが谷川さんの詩。
谷川さんの詩はやっぱり楽しいくて、しんみりして、心に残るものばかりでした。
「いのちのしるし」
おおむかしのかぜにふかれて
いなくなったいきもののにおいをかぎたい
うんこのおかをのぼって
おしっこのあめにぬれたい
おおきなおおきなそのいきもののこえは
おもいがけずやさしいだろう
いきものはみんなしらずしらずのうちに
からだのなかにあいをかくしている
かなしいあい おそろしいあい みにくいあい
ことばでいえばそうなるけれど
どんなあいもこのほしのもりにうみに
いのちがあふれているしるし
最後の方には、下田さんの制作用のメモがついていました。
恐竜好きの子どもさんにはたまらない感じのページ。
大人もこういうのってワクワクしますよね。
恐竜たちの特徴などが載っているので、漢字がまだ読めない息子は「読んで〜」と何度も言ってました。
おまけ
最後のページに、作者2人が恐竜になっている写真が掲載されていました。
谷川さん、とってもかわいいおじいちゃん。
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