自分の知らない絵本に出会う楽しみ
皆さんは、絵本をどんな風に選んでおられますか？
私は、昔むかし自分が買った絵本の雑誌だったり、ネットの絵本サイトだったりを検索しながらまだ読んだことのない新しい絵本を探しています。
けれど、どうしても自分の選ぶ絵本っていつのまにか傾向が同じというか、絵本の趣味のようなものがあって同じような絵本を選んでいる気がします。
そんな中、わが家の絵本棚にある絵本の中には自分が選んでいない絵本があります。
それは、親戚のお兄ちゃんからいただいたお下がりの絵本です。
はじめて段ボール箱いっぱいの絵本をいただいた時、中の絵本を見て驚きました。
タイトルさえ知らない絵本や、知っていても自分では選んで購入することはないだろうなぁというお勉強系の絵本など本当にたくさんの種類の絵本が入っていました。
絵本って、その人の趣味みたいなのが出て面白いなぁって思いました。
▼わが家の絵本棚にある絵本５０冊の紹介です。
このブログも、他の人たちの絵本選びの何か参考になったらうれしいなぁと思いながら、子どもと読んで楽しかった絵本を記事にしています。
今回は、私が心ひかれた絵本を１冊紹介したいと思います。ジャケ買いした１冊というところでしょうか。
おちゃのじかんにきたとら
この絵本、お話の内容自体は不思議な物語です。
お母さんと女の子がお茶をしようとしていたら、トラが突然やってきます。
そして、２人はトラを家に招き入れ、一緒にお茶をするのです。
トラはとってもよく飲み、よく食べます。
家中の食べ物と、飲み物、水道の水まで飲み干して帰っていきました。
夜になってお風呂に入ろうとしても水が出ず、ご飯を食べるにも食べ物がないので、３人は楽しく外へ食事に行きました。
次の日、女の子とお母さんは買い物へ行ってタイガーフードを買って帰ります。
けれど、その後トラは一度も来ることはありませんでした。
物語を読んだ後のなんとも言えない不思議な感じ・・・。
絵の中のファッションが好き
この絵本を私が今日紹介しようと思ったのは、その絵がおしゃれだなぁと思ったから。
何が心惹かれたかというと、お母さんや女の子の服装。
色使いがとってもカラフルだけど、どこかレトロでかわいらしい。
明るい色使いだけど、派手すぎず上品な感じ。
女の子のタイツとワンピースの色の合わせ方。
お母さんのリブタイツとバレエシューズの感じや小さな丸襟のワンピースにきれいなブルーのカーディガンをあわせる感じ。
とっても好きなファッションコーディネートです。
キッチンもなんだかいい感じです。
カラフルなキッチンツールにマグカップもかわいい。
そして、家に帰ってきたお父さんもこれまたオシャレ。
こんな家族いいなぁって思いました。
絵本の楽しみはその人だけのもの
１冊の絵本を読んで、どこが好きか、どこを面白いと思うか、どこに感動するか。
それって自由でいいなぁって思います。
物語を楽しまないといけないということもない。
絵が好き、雰囲気が好きでもいい。
海外旅行に行った時に、洋書なんかで、よくわからないけどジャケットがおしゃれでかわいいので買って帰ることがあります。
絵本も同じように表紙が気に入って選ぶってことも多いような気がします。
だから、自分の選ぶ本って自分の趣味に偏るのかもしれません。
子どもと一緒に図書館に行くと、子どもは自分で気になる絵本のところへ行きます。
私が選ぶ絵本を喜んでくれるときも多いですが、とっても意外な絵本を子どもが自分で選んで読みたいと持ってくることがあります。
そんな時は、なんだか新鮮な気分になります。
息子のお気に入りの絵本はどれだろう。
思い出の絵本はどれになるんだろう。
絵本ノートを綴りながら思い巡らせるのは私にとって楽しい時間です。
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